尾道本通り商店街広場「はっち」
尾道本通り商店街広場「はっち」
尾道本通り商店街広場「はっち」
尾道本通り商店街広場「はっち」
尾道本通り商店街広場「はっち」
尾道本通り商店街広場「はっち」
尾道本通り商店街広場「はっち」
尾道本通り商店街広場「はっち」

尾道本通り商店街広場「はっち」基本構想 Onomichi Hon-dori Shopping Street Plaza “HATTI”

  • Onomichi, Hiroshima
  • Public space & toilet
  • 2023

尾道駅から東西に約2kmにわたって延びる本通り商店街。その中心部に位置する広場の更新計画。
改修前のこの広場は、人通りの多い場所でありながらも、用途がはっきりせず、海岸通りから商店街へと抜ける途中にぽっかりと空いた人気のない通過点のような空間であった。くわえて既存の公衆トイレは敷地の奥まった位置にあり通行者の視線が届きにくいこと、広場は普段づかいには少し大きすぎる印象があり人がとどまるきっかけが生まれにくい場所となっていた。
そこで今回の計画では、子どもが遊び、大人がくつろげるような日陰空間を設け、観光客と地域の人々の双方のだれもが気軽にに立ち寄れるような、商店街の中のささやかな居場所を描いている。公衆トイレは、男女別トイレ、子ども用、車椅子対応トイレといった多様な利用に応じた構成とし、それぞれのボリュームを縦に並列させて敷地中央に配置した。この配置によって視認性と安心感が高まり、同時に広場全体がゆるやかに二つのエリアに分かれることで、それぞれのスペースにほどよいスケールと使いやすさが生まれている。商店街側には、通りに面して気軽に腰かけられる階段状のベンチを設け、敷地奥には、車通りのある商店街道路と距離をもったエリアを活かし、築山やミスト噴水など、子どもたちがのびのびと身体を動かせる空間をつくった。小さな居場所の積み重ねによって、これまで空白だったこの場所に、人の流れや気配がやわらかく留まるような、広場の新しい風景を描いている。

基本構想:プフ設計
基本・実施設計:建築設計事務所 第一工房
写真:松本慎一
掲載誌:中国新聞、尾道新聞

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